なぜ? サッカークラブ水戸ホーリーホックが2ndとコラボアイテム開発!?

写真のモデルは水戸ホーリーホックの“王子”こと、柳澤亘選手。「ベンチコートや移動着として着たいです!」と熱烈に気に入ってくれた
水戸ホーリーホック×2nd
異例のコラボアイテム開発秘話。

水戸ホーリーホックのロゴマークはヴィンテージテイストのかすれたプリントで、前立ての裏側にひっそりと鎮座
「なぜ?」と疑問を抱いた人も多いことだろうが、担当者である私もまったく同じ疑問を抱いたことは言うまでもないだろう。ここでは小誌2ndがJ-2リーグの水戸ホーリーホックとコラボアイテムを開発した経緯を書いていきたい。
まずこの話をもらったのは、2ndを取り扱う書店さんから。「水戸のサッカーチームが2ndの別注アイテムの担当者と話をしたいと言っている」という。
「……は? どゆこと?」
私も別注アイテムの担当者として、最初に浮かんだのはクエスチョンマーク! ファッションブランドからお話をいただくことは多々あるのだが、なぜサッカーチーム!?
「でも面白そうじゃん!」
早速、社内のサッカー好きをメンバーに招集し、「水戸のサッカーチームってどこのこと?」「オフィシャルグッズを作りたいってことだよね?」「でも、サッカーのオフィシャルグッズって、ユニフォームとかタオルとかでしょ?」「それを2ndでってことはないよね?」「まさか服を作りたいってこと?」次々と浮かんでくる疑問を吐き出しながら、公式サイトを拝見していたところ、選手の中にも「服好き」がいて、これまでにもTシャツやバッグなどを販売した経緯があるようだ。ものは試しにと、まずはお話を聞いてみようということになった。
それから数日後、メールで連絡を取り合ったところ、実は先方の担当者Oさんは2ndの愛読者! これまで通りのグッズの開発では他クラブとの差別化が難しく、知恵を借りたいという。過去に経験がないことなので不安に思いながらも、まずはどんなことを希望しているのか打ち合わせを敢行。コラボで商品開発を行い、立ち上げたばかりの頃のCLUB 2ndと水戸ホーリーホックのオフィシャルサイト、ホームゲームを行うサッカー場での販売をしたいという。
「いやいや、でも水戸ホーリーホックのオフィシャルグッズに求められる要素は、観戦時にチーム愛を表現することですよね?」「2ndがそこに加わる意味があるんだろうか?」疑問を拭えない私から提案した。
「一度、試合見てから考えたいです」
観戦時の応援ユニフォームであれ!

水戸ホーリーホックのチームカラーのブルーを採用したので、応援時に着用することで、選手の士気も高まるはず
観戦時の観客やファンの様子をきちんと見てみたかったのだ。そこで見たものはサッカー観戦に疎い私には、すべてが新鮮! 観客の動員数を限定する中、水戸のホーム戦を観戦しに伺った。3月の寒空の中、サッカー観戦する様子を眺めると、やはりファンのみなさんはアウターを着込んでおり、ユニフォーム姿なのは元気なキッズくらい。タオルマフラーやその他のオフィシャルグッズなどで水戸愛は表現されていたため、水戸ホーリーホック側の観客席は、うっすらとではあるが、チームカラーのブルーに染まっていた。
そこで考えたのは、以下の3箇条。
1.観戦時に着るオシャレな衣類にすること。
2.観戦時に水戸ホーリーホックへのチーム愛を表現できること。
3.街着としても着られること。
水戸の観客席を
ブルーに染めあげろ!
そうして考えたコンセプトは
“オシャレで水戸ブルーのベンチコート風アウター”

これを多くのファンが身につけて、観客席が水戸ブルーで染まる様子を想像しながら開発した
サッカー観戦には冬季の応援がつきものだが、その際にはファンとしてユニフォームを着用していながらも、防寒着としてアウターを着込むことになるため、ユニフォームを着ているのに外からは見えないという事態になっていた。なので、冬季の観戦時にも強烈に水戸愛を表現できるアウターがいいだろうと考えた。また、その際に水戸愛を表現するにはチームカラーであるブルーを採用したい。

写真のモデルは水戸ホーリーホックのレジェンドGK、本間幸司選手。本当のモデルさんのように着こなしてくれた
街着としても有効な
トレンド感を兼ね備える。
まずはベースとなるデザインを考えていった結果、ベンチコートとしての機能を損なわずに、ファッション性やトレンド感を備えたデザインにするべく、いわゆるモッズパーカ、アメリカ陸軍によって'60~'70年代に採用されたM-65フィッシュテールパーカをベースとした。ここ数シーズン、街着としての人気を不動のものとしたフィッシュテールパーカだが、実はその背景にはヴィンテージ市場での高騰という現象も隠れている。フードやライニングまでしっかりと揃った完品で、SやMといった日本人に着やすいサイズのヴィンテージとなると、コンディション次第ではあるものの、7~8万円は下らないほど高騰している。ヴィンテージ市場での品薄も後押しした結果、M-65フィッシュテールパーカをモチーフにしたアウターが各社からリリースされ、市場を席巻しているのだ。

着脱可能なフードは着こなしの幅を広げるだけでなく、防寒性もコントロールできる
お尻まですっぽり隠れ、やや大きめのシルエット感で重ね着しやすいことに加え、大きめのフードは顔まわりの防寒性も高い。着脱も容易。これを採用しない手はないとの判断で、決定! そして水戸ホーリーホックを象徴するブルーで表現することで観客席をホーリーホックブルーで染めあげたい! 何よりブルーのフィッシュテールパーカって見たことないでしょ!? ファッションアイテムとしてのトレンド感も個性も十二分に備えた逸品となった。秋季から冬季の観戦時に活躍するようにと、インナーにはフリースを採用。街着のアウターとしての活躍も間違いなしだ。
パパ&ママとお子さん
家族兼用で着用可能。

普段はそのまま被れば良いが、観戦時はクイっとツバを跳ね上げて応援してもらいたい!
ファミリーでユニフォームを着て観戦している人も多かったため、キッズにも着用してもらえるようにキャップもラインナップ! フィッシュテールパーカと同様、米軍が着用したヴィンテージをモチーフにし、U.S.AIRFORCEが採用したメカニックキャップをベースにしつつ、大人もキッズも兼用できるようにアジャスターをつけるなどモディファイしてリリース。普通にツバを下ろして被っても良いのだが、ツバをクイっと跳ね上げれば、ヴィンテージテイストのかすれた水戸ホーリーホックのロゴプリントが主張してくる仕様。ホーリーホックファンのお子さんには是非被ってもらいたい! 大人も子どもも、ファンみんなで水戸ホーリーホック愛を表現し、真っ青な観客席から、エールを送ってもらいたい。
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購入応募期間/2021年6月16日(水)~7月20日(火)23:59
ご配送/2021年10月上旬予定
※制作都合によりお届けが遅れる場合があることをご了承ください。
M-65フィッシュテールパーカ
【価格】2万5289円(消費税、送料込み)
【カラー】ブル ーのみ
【Mサイズ】着丈=102 身巾=74 肩巾=59 袖丈=57.5
【Lサイズ】着丈=104 身巾=76 肩巾=61 袖丈=58.5
【XLサイズ】着丈=106 身巾=78 肩巾=63 袖丈=59.5
メカニックキャップ
【価格】4598円(消費税、送料込み)
【カラー】ブル ーのみ
【フリーサイズ】頭周り59cm
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