Tシャツがコマーシャルのキャンバスとして使われるようになった1970年代後半から1980年代前半。著名なロックバンドやミュージシャンが販促品としてツアー会場や楽器店などでプリントTシャツを売り始めた。
それまで一般的ではなかった黒いボディのプリントTシャツは、ダークな側面のあるパンクやロックミュージックのイメージ戦略にマッチし、瞬く間に世を席巻した。そんなロックTシャツがいまファッションアイテムとして人気を高めている。
本書では貴重なロックTシャツのヴィンテージを著名なバンドを中心にセレクト。ロック史の黄金期をTシャツで振り返るミュージアムのような一冊だ。