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「2nd 最新号発売日LIVE」の30分40秒ごろから紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ukq0vEMSIZI
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【サイズ】
UK5(23.5cm相当)～UK10(28.5cm相当)
※0.5cm刻み
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パンツを選ばず、カジュアルスタイルを格上げ。
秋冬の装いに欠かせないスウェードブーツは、ジップアップ仕様でお手軽に、上品に。
2月16日に発売された2nd最新号の表紙でも起用されていたが、ここ数年は短靴ばかり履いていたからか、この秋冬頃からドレスブーツが気になっていた。デニムとの合わせは勿論のこと、トレンドであるミリタリーパンツにもドレッシーなスラックスにも相性が抜群だし、何よりパンツの裾からチラッと覗くシャフト部分がかなり格好良い。この別注企画で何かブーツを作れないかと考えてみたものの、定番のカントリーブーツやチェルシーブーツは既製品こそ完成形と呼べ、変にいじくったとしてもあまりよくないかもしれない。どうしたものかと考えていたところ、とある編集部員が履いていたブーツに目が釘付けとなった。
それが今作の基となった、ジップアップのスウェードブーツである。
かなり履きこまれていてクタクタになっており、くたびれた表情を見せていながらもそれがアジとなっていて、美しい佇まい。全体的にやや毛羽立ったアッパーはこなれた印象をもたらしている。聞くと英国の老舗シューブランドのものだというが、かなり昔に作られたものということで、現在は廃盤に。その一足をサンプルとし、ジップアップブーツの企画が始動した。
別注先としてタッグを組むことになったジャランスリウァヤは、英国仕込みの品質と圧倒的なコストパフォーマンスで知られる革靴ブランドだ。1919年、インドネシアの地で靴工場として創業し、オランダの植民地であったことから外国人向けのミリタリーブーツを手掛けていた。終戦後には、経営者の息子であるルディ・スパーマンが「これからは平和の時代だ」という想いから、靴の聖地であるイギリスのノーザンプトンにて修行を積み、フランスで皮革の生産を学び、ハンドソーンウェルテッド製法での靴作りも可能にした。
そんな英国に由来のあるジャランスリウァヤにサンプルを依頼し、出来上がってきたものはまさに、新品に戻った「それ」だった。シャキッとした表情の毛並みの揃った上質スウェードに、ジップアップだからこそ実現する細身のシャフト、ドレッシーな雰囲気となるのに欠かせない要素である美しいコバの仕上げ。スタイリングサンプルと共に、細かい仕様を見ていこう。
アッパーは毛並みが美しく揃った上質なスウェード素材。濃紺のデニムパンツと合わせたスタイリングで、上品な印象に。履きこむことによってクタっとした質感に変化し、多少の毛羽立ちも起こってくるが、それもまたアジとして、色落ちしたジーンズと合わせるのもおもしろい。
細く、黒いジッパーは内側に位置し、着用時はほとんど分からない。ジップアップで着脱することにより、シャフト部分を細く設計することが可能になる。この細さがドレスブーツには重要不可欠であり、印象を決定づけるのである。裾幅の広いミリタリーパンツとの絶妙なバランスは、ミリタリートラッドスタイルのお手本のようだ。
アッパーとウェルト、底材を一気に縫い上げるハンドソーンウェルテッド製法を採用。たっぷりと中材を入れることができ、履きこむことでインソールが自分の足型に沈み込み、極上のフィット感・履き心地を生む。アウトソールの交換も可能なので、永い間愛用できるだろう。
コバ部分の美しさも際立っており、ソールと同色の黒いステッチですっきりとした印象に。この仕上げだからこそ、ドレッシーなスラックスとの相性も良くなる。
ジッパーを土踏まず方向に湾曲させることにより、着脱のラクチン度が全く違う。ファスナー部分はアッパーをやや被せているので、外からはほとんど見えることが無いだろう。
アウトソールはコマンドソールを採用。高いグリップ力を誇り、冬の悪路でも滑りにくい仕様に。