クオディのモカシンシューズ

いまではたった2社だけという
正真正銘のMade in Maine

エル・エル・ビーンのお膝元として、いまもプレッピーカルチャーが根付くアメリカ北東部のメイン州。かつてはハンドメイドモカシンシューズの聖地として、大小あわせて数百件のファクトリーがあったそうですが、現在稼働するのは、たった2社だけ。そのひとつが、このクオディ。昨年の「プレッピー特集」取材時に訪れたファクトリーには、僅か数人の職人だけが在籍し、派手な機械は皆無。本当にひと針ひと針と、アッパーを手縫いしていた光景に感動すら覚えました（その模様は197号に掲載しています）。アッパーはホ―ウィン社製のクロムエクセルレザー。油分をたっぷりと含んでいるのでエイジングにも期待大です。アウトソールはカップインソールのような一体型のラバー製で雨の日にも活躍してくれると思います。とにかく夏のショーツスタイルにはモカシンシューズが欠かせませんよね。